退職によって崩れ始めた夫婦関係

前回『双極性障害の持病が悪化』書きましたように、仕事を退職したことで、自由な時間が得られるようになりました。

決意するまでには少々時間を要してしまいましたが、退職をきっかけに、自分が病気なのだと改めて認識でき、治療に専念しようと思えました。

退職をして得たもの

次の日の勤務を気にして体調を整えるという大きなプレッシャーから解放されたことは、とても大きなことでした。

友人との約束でさえ、体調が不安で断っていたほどなので、リボ払いさえなければ仕事はもっと早くに辞めていたと思います。

周りの方々に迷惑をかけることもないし、気を遣われることもないと思うと心が軽くなりました。双極性障害の場合、自覚がないまま周囲に迷惑をかけていることが多いそうです。

当時はこの知識はもっていませんでしたが、周りの雰囲気で、自分なりに感じ取るものがあったのだと思います。

退職をして失ったもの

やはり大きなものとしては、お金です。

給与がそのままなくなってしまうので、どうしようという思いは常にありました。けれど、迷いに迷い、退職しか道がないという結論に至ったうえでの行動です。

数ヶ月、できれば1ヶ月で病状が安定してくれれば・・・そんな奇跡を願うような思いで毎日を過ごしていました。とにかく我が家に金銭的余裕がなかったためです。お金の余裕のなさは、精神的な余裕のなさへとつながり、夫婦関係もぎくしゃくし始めました。

私が信じられないと思ってしまったのは、体が動かずに何も食べていない私のことを、知っているのかいないのか、主人がリビングで買ってきたファストフードを食べていたことです。それも1度や2度ではありません。リビングから2階にいい匂いがしてくるたびに、私はベッドで泣いていたのを思い出します。

主人は主人で、私が家事もせずラクをしていることが気に食わなかったのかもしれませんし、自分の仕事で頭がいっぱいで気が回らなかったのかもしれません。詳しいことは何も聞いていませんが、私が動けないと嘆いているのに、自分だけのために食事を作り、食べていると思っていたのだろうかと、今でも疑問に思います。主人は主人で言い分があるとは思いますが。

いずれにせよ、当時のこの状態は、日常生活にも影響を及ぼしました。私が家事をこなせないために、主人には外食代を渡さなくてはいけなくなり、それからはごはんも別、寝る時間も起きる時間も別、という家庭内別居に近い状態になりました。何かあれば携帯のメールで連絡、まさにメル友状態です。

時間のすれ違いは、気持ちのすれ違いとなり、大きな溝ができました。

夫婦の溝で得た教訓

主人だけがリビングで買ってきた食事をとる、こんな状況が何回も続きついに私は自分の気持ちを主人にぶつけました。

主人はようやく気付いてくれ、少なくとも表面上は納得したようでした。と言っても、今でも風邪で熱があっても食事にまで気が回らず、私のことなんて知らん顔なんて時があります。もちろん、私が好きなお菓子やジュースをお小遣いで買って帰ってくれることもあり、私が嫌いというわけではなさそうなのですが。

男の人なんてこんなものなのでしょう。笑えちゃいます。今思えば、真面目にワンルームマンションで主人の帰宅をずっと待っていた当時の私に伝えたいものです。その完璧主義良くないよ、と。

物事と向き合うことは非常に大切です。ですが、ある程度考えても答えがでなければ、それを先延ばしして改めて考えるという方法をとることも重要です。

病気を素直に受け入れ、「ま、いっか」の気持ちでいること

これが双極性障害を含め、精神疾患の克服にはとても大事なことなのです。

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