固定資産税の分納手続き

リボ払いの返済に追われていた間、私は税金を後回しにしていました。

市役所からは督促状のようなものは届いており、延滞金も発生していました。けれど、市役所からは電話催促がなかったため、焦りを感じる他の支払いを優先してしまったのが理由です。

固定資産税とは

毎年、1月1日の時点で土地や家屋といった固定資産の所有者に対し、市町村が課する税金のことです。固定資産税の税額は、固定資産税評価額(課税標準額)をもとに計算されます。固定資産税評価額とは、固定資産税課税台帳に記載されたもので、この額に標準税率である1.4%をかけることで求められます。

年間の固定資産税は一括払いでも4回の分納での支払いでも可能です。その場合は、6・9・1・3月に納税する必要があります。

滞納してしまった場合は、滞納金が発生します。もしも滞納金がすぐに支払えない場合、1年以内の徴収猶予や、減免措置がとられる場合もあります。当然ながら、どちらも条件があり、条件に当てはまらない場合は認められません。

市役所での分納の手続き

生活が落ち着いた頃、市役所より電話連絡がありました。郵便で支払いを促していたが返答がないので、電話連絡をしたと告げられました。

私は、民事再生に向けて動いていることや、今すぐに一括支払いは難しいという旨を電話で話しました。すると、12回の分割で支払えるか話がしたいので、市役所の納税対策課まで来てもらいたいと言われました。電話では、「税金は何がなんでも支払わなくてはならないものだから」と何度も何度も言われました。

持ち物は通帳と印鑑。分割できないと言われたら、家は売却することになるのだろうかと、ものすごく不安でした。

主人と私の給与が通帳で確認された後、生活費の内訳をおおまかに専用の用紙に書くように言われました。その用紙には、弁護士に毎月提出している用紙のような嗜好品とか娯楽費といった項目はありませんでした。なんだか民事再生の手続きよりも厳しそう、怖い、と感じた記憶があります。

結局、その用紙の内容を見たうえで、市役所の窓口の方が12回の分割で支払う提案をしてくださいました。分割で滞納分を支払っている間にも、通常の固定資産税の支払いの通知は来るわけで、その点は本当に不安でしたが、分納できることが決まってホッとしました。

結局、前に進まなきゃ何も変わらない

家の売却の話も出ることなく、税金も納められるかたちに落ち着いてホッとしながら帰ろうとする私に、市役所の担当の方が、一言。

「で、今は体調はいかがですか?症状は落ち着いてらっしゃるのですか?あまり、無理なさらないでください」と。

うまく表現できませんが、一気に力が抜けたような感覚に襲われました。その職員さんに感謝しましたし、自分が情けなくなりました。そして、涙が止まりませんでした。

税金に限らず、今まで怖いけれど何かしら行動を起こせば、何かしら得られるものがありました。時には予想と違って驚くこともあるけれど、予想と違うかったと知ることができれば、次に起こす行動をじっくり考えることもできます。

そう、1歩進んでみないと、いつまでたっても解決にはたどり着かないのです。そして、それは早ければ早いほどいいのです。

特に税金は、債務整理をしたからといって免除とはなりません。カード会社の支払いや金融会社の返済は対象になっても、税金はそうはなりません。つい、催促が頻繁なものを優先しがちですが、自己破産や民事再生を視野に入れはじめた場合は、まず何を優先に支払いをしていくか、考えて行動した方がいいと思います。

私自身、最後の月の返済だけでも、税金の支払いに回せていたら・・・・もっと早くこの事実を知ることができていたら・・・と、今となっては正直考えてしまうところがあります。当たり前のことですが、突きつけられている事実に目を背けて先延ばしにしても、1つも良いことはないのです。

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