「ブラックリストに載る」の意味

督促状はもちろんストップすることなく届きます。外でバイクの音がするだけで、また郵便ポストに督促状が届くのではないかと、ビクビクするようになりました。

督促状の内容がより厳しく、より頻繁に来るようになったからです。

督促状の内容の変化

当たり前と言えば当たり前なのですが、支払いは必ずするべきものです。ですから、カード会社などはこちらの支払いが行われるまで、その行動を促します。

最初は、口座の引き落としができませんでしたので、この期日にもう1度引き落とし手続きを行ないますという、いわばお知らせのようなものでした。

ところが、その督促状が届いても支払いできずにいると、次は、振込先を指定されるようになります。それでも振り込めずにいると、1日に何度も電話連絡が来るようになります。

そして、このままではカードの使用やネットショッピングができなくなるという、警告の文面が記載されるようになります。

それまでは黒字だった文字に赤色の文字が混ざったり、ハガキだったものが封書になったりと、見た目も変わりました。

とりあえず相手先に電話連絡をし、事情を話せば、この事態はまた違ったものになったのかもしれませんが、私は恐怖に怯えそれができず、ついには封書を開けて確認することすらできなくなってしまいました。

電話にでない、封書を開けないといったことは、何の解決にもなりません。もしかしたら相手先より、譲歩する内容の提示があったかもしれません。

でも私は、現実から目をそらすことばかり考えてしまっていたのです。

ついに決断、連絡をとってみようと思いたった私

あまりにも督促状が届きすぎて、どこからどんな頻度で通知がきているのかも分からなくなっていきました。けれど、事態が深刻であることは既に充分理解しているわけで、精神的にかなり辛い状況になりました。

そしてようやく、何かしら反応を返すべきだ、前に進むべきだという結論に至ったのです。

なかでも、1番大事な住まいが関わる住宅ローンが気がかりだったので、思い切って電話をかけてみました。

最初に総合案内窓口のようなところに繋がり、優しそうな女性の方に事情を説明すると、違う部署に案内しますと告げられ、その後、男性の方に電話が回されました。

おそらく私のような人が少なからず存在するため、支払いが延滞している者に対応する部署があるようでした。そこで話したことは、恥ずかしながら何も覚えていません。

とにかく一刻も早く支払うようにと言われた記憶だけ残っています。

当たり前です。相手先もそれ以上のことは言えないでしょう。

さすがの私も、支払いをなかったことにしてほしいとはまでは思っていませんでしたが、期日までの支払いに困っていると言えば、何かしら他の方法を促されるはずと期待感をもって電話をかけてしまっていたと思います。

期待感と表現すると楽観的と思われるかもしれませんが、八方塞がりでどうすることもできない私は、誰かに頼る発想しかもてなくなってしまっていたのです。

ですので、電話を切った時に、何も解決しなかったと脱力感に襲われ、もう2度と電話はしないと心に決めたのを覚えています。

ダメなんです、これはダメなんです!!!世間一般的に非常識なことも、大人として最低な行動であることもわかっていました。けれど、もう現実に目を向けられなかったのです。

ブラックリストに載っている自分

こういう事態になっているということは、ブラックリストに載っていることなのだということは、過去に見たドラマか何かの知識で分かっていました。でも、実際、どんな状態になっているのか、どういう不利な状況に置かれているのかが、分からずにいたのです。

「ブラックリストに載る」という言葉は、いわば一般的に会話の中などで使われる言葉で、正式には「個人信用情報機関に登録されている状態」のことを言います。私に起きていたような延滞状況を把握している機関が、その個人信用情報機関(CIC)です。

その機関に、名前や住所などはもちろんのこと、請求会社や請求額、返済額、そして延滞額やそれによる利息額など、詳細が把握されてしまうわけです。

よくクレジットカード会社や消費者金融会社のCMで、「審査があります」と聞きますが、この審査というのは、各会社が独自に手間と時間をかけて結果を出すのではありません。各会社は、CICに個人情報の参照を依頼し、申込者がCICの把握している情報に含まれていないかどうか、を調べているのです。

CICの情報に含まれているかどうかは、延滞履歴があるかどうか、つまりその申込者を経済的な面で信頼できるかどうかと同じ意味をもちます。

もちろん延滞履歴があれば、クレジットカードが発行されることも、闇金融とされないところでお金を借りることもできません。また、1度この情報が載ってしまうと、少なくとも5年は、このような契約ができない可能性が高いようです。

ブラックリストに載るということは、この人は非常識で信用でいない人です、と広く言い回られているのと同じです。非常に恥ずかしく、情けないことです。

でも、ローン滞納者をそれ以上苦しませないようにというシステムでもあるのです。

怖いですが、現実から目をそむけていては、何も状況は好転しません。

この解決策の提案は、次の記事に書いていきたいと思います。

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